お念珠は何のために持つのでしょうか?その正しい扱い方も教えてください。
中国、朝鮮、日本と伝わってきた仏教では、お念仏(ねんぶつ)を大切にする宗派が多く、いつの時代でもお念珠は、大切な法具として、大事に扱われてきたと言われます。
浄土真宗以外の多くの宗派の念仏は、功徳(くどく)を積むための行とされます。功徳を多く積むためには、たくさん念仏を唱えた方が良いことになり、念仏の数が問題になってきます。その数を数えるための大切な法具として、お念珠を用いられます。
私たちの浄土真宗の念仏、また、お仏壇の前に座り、合掌し、礼拝するといった、これらの所作の心は阿弥陀仏(あみだぶつ)へのお礼です。お礼を申し上げる際に、大切な法具である念珠を用いて、身なりを整えることで、お敬いの気持ちを姿に表します。
蓮如上人は「念珠を持たずに、仏さまを礼拝することは、仏さまを手づかみにするようなものだ」とおっしゃっています。
浄土真宗でお念珠の用いる理由は、阿弥陀仏への敬いの心を表すためであり、数を数えるためには用いません。
お念珠の正しい扱い方は、宗派によって異なります。浄土真宗本願寺派のお念珠の正しい扱い方につきましては、youtubeチャンネル「浄土真宗本願寺派西本願寺」に素晴らしい動画がありましたので、リンクをはらせていただき、ご説明にかえさせていただきます。
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